ホ・オポノポノのブルーソーラーウォーター、じつは理にかなっている ――おいしい水を飲むことは自分を大切にすること
ホ・オポノポノのやり方の一つに”ブルーソーラーウォーター”というのがあります
水道水に適切な処理をしてから使うと「いろいろと整う」、というやつです。一見、ただの“おまじない”のようにも思えます。ですがよく考えてみると理にかなっている面もあります
水道水はただの水ではない
ホ・オポノポノのやり方にこんなものがあります
“青いボトルに水を貯めて日光にしばらく当てておく。そしてそれを飲み水などに使う”
それによっていろいろ問題を解決できる、ということなのですね。
「ブルーソーラーウォーター」と呼ばれています
正直言いますと、はじめてこれを読んだときには頭に「?」が浮かびましたし、実際にやってみようとも思いませんでした。
一時期、「水素水」というのが流行りましたね。
どう考えても水の分子の構造が変わるはずもないし、根拠がないということらしく廃れてしまいました。この「ブルーソーラーウォーター」もこれと同じように怪しげなもんだろう、と私はたかをくくっていたのです。
ところがそれからしばらくたって、「?ちょっと待てよ」と思うことがありました。
金魚が全滅する最大の理由
それは家族がお祭りで金魚をすくってきたときのことです。
photo: Pixabay
お祭りですくった金魚を生かすのって意外に難しいです。
生かすために一番大事なのは、水質です。ふつうは水道の水をそのまま水槽などにいれてそのまま金魚を泳がしてしまいます。
じつはこれが金魚がすぐに全滅してしまう原因です。
ご存知のとおり、水道水には塩素が入っています。消毒のためです。
消毒前の水にはいろいろ菌が入っています。衛生上まずいので殺菌するのです
で、ふだん「塩素」「塩素」と私たちが呼んでるこの消毒薬、正確には「次亜塩素酸ナトリウム」といいます。(単体の塩素で消毒する場合もあります)
ここまで聞いてぎょっとする人もいるかもしれません。
次亜塩素酸ナトリウムは食品関係の現場で調理器具などを消毒するのに広く用いられる薬品です。
「原液だと強すぎるから、必ずうすめて使ってね」
と現場で注意を受けるはずです(受けたことがあります)
ちなみに原液を黒いズボンに垂らすとそこだけ色がピンク色に変わったりします。不思議ですね。
それもそのはずで、この「次亜塩素酸ナトリウム」というのはハイターとかキッチンブリーチとかの主要成分です。いわずと知れた塩素系漂白剤です。ズボンが漂白されたのです。(ピンクの色素のみ、塩素と反応しなかったと思われます)
この次亜塩素酸ナトリウムが強い毒性をもっていて雑菌をやっつけます。
毒性のもとは強い「酸化力」です。「酸化力」というのは、いわゆる「活性酸素が体を傷つけ、老化を早める」とかいいますが、この活性酸素の毒性も「酸化力」です。これと同じようなものです。
酸素って、本来生物にとっては猛毒になるんですよね。
で、この次亜塩素酸ナトリウムが水道水に入っています。
人間が手を洗ったり、風呂に使うぐらいではもちろん大きな健康被害はありません。死なない程度に薄めています。手が荒れるぐらいです。
ですからそこは心配ないのですが、これが金魚の水となると話は別です。
金魚にとって、水は人間にとっての空気のようなものです。
人間だってプールで目をあけると目が赤くなりますね?これは塩素が関係しています。(厳密にはアンモニアとの反応によって毒性物質が発生)
人間にとっては目が赤くなるかどうかというぐらいの塩素が、金魚にとっては生きるか死ぬかの問題になります。
人間は手を洗ったりお風呂に入ることで皮膚や髪の毛が傷む程度ですが死ぬことはありません。ですが金魚ばあいエラで呼吸しています。人間の肺みたいなものです。塩素によってエラの細胞がやられます…。これが金魚全滅の理由です。
ちなみに過去の二度の大戦でも塩素ガスが兵器として使われ、たくさんの人が犠牲になりました。ナチスが収容所でつかったのも塩素系のガスです。シリアの内戦ではついこのあいだ塩素ガスで多くの市民が犠牲になったとされています。(ちなみに日本でも、日本軍が終戦のタイミングで海底に隠した大量の塩素ガスを漁師が浴びて犠牲になるという痛ましい事故(事件?)が発生してます)
こっちは人間にも効き目があり、理屈は金魚と同じです。
話は少しそれましたが、とにかくこれが塩素の力(酸化力)です。
紫外線が塩素を分解する
そういうことで、愛好家のあいだでは金魚の水はまず“カルキ抜き”(塩素を抜くこと)をしておくのが常識です。というか、そうしないと金魚を飼うことはできません。
※塩素を簡単に取りのぞく方法は、以下の記事で紹介しています
私はたまたま金魚の世話をする羽目になったこともあり、カルキ抜きの方法が気になっていました。そしてあるとき次のような情報にぶち当たりました。
“水道水はバケツにくみ置きしておけば、それだけでも塩素は抜ける。でも紫外線が塩素を分解するので日光に当てておけばもっと早く抜ける”
これは科学的に広く認められていることのようです。
考えてみれば光が当たることで化学反応が起こるというのは、珍しいことでもなんでもないことです。
たとえば植物はふだんから「光合成」をしていますよね。栄養を作り出すために光のエネルギーを利用しています。これは小学校の教科書にも書いていることです。光が化学反応をひき起こしています。
似たようなことが私たちの体の中でも起きています。体内でビタミンDを合成するには一日に5分から10分ぐらい日に当たれば十分だ、なんていう話を聞くことがあります。これも言ってみれば人間が「光合成」してるわけです*1。
photo: Pixabay
水道水についてもう一つ、特筆すべきことがあります。水道水に入っている“次亜塩素酸ナトリウム”は、性質としては放っておいても分解しやすいが、一方で水の中で濃度が薄まると分解しにくくなるという特性もあります。
水道水ぐらいに薄めてしまうと、分解しにくくなっていますので、太陽の光を当てることでさらに分解を進めることができるのです。
つまり塩素を抜くやり方としては「ブルーソーラーウォーター」、完全に理にかなっています。
青いボトルに意味はあるのか
ただ、それなら透明なビンとかペットボトルでもいいじゃないか、ひなたにバケツをおいとくんでもいいんじゃないかという考えにもなろうかと思います。私もそう考えておりました。
別にカルキを抜くだけならやかんでもなんでも置いておけばかなり抜けますし。
ただここで一つ、こじつけのようでもありますがなにか理由をつけるとすれば「青い光が水に当たってどんな効果をもたらすか」ということは可能性として否定できないわけです。
――と言いますのも、少しでも理科的な知識がある人ならば私たちが日ごろ目にしている「色」というのは太陽から届いた光をはじめとする「電磁波」を感じとっているということは理解していただけると思います。
テレビもラジオもスマホも
レントゲンも電子レンジも「電磁波」の一種です
で、日の光というのはくどいようですが太陽から来たものです。なんで太陽が光ってるかと言いますと確か太陽の中で水素の原子が合体してヘリウムガスになっているからです。合体するときにぼう大なエネルギーが発生します。(かなりらんぼうな説明ですが)
核兵器とかと同じ理屈です。
このときにピカッと光った光が地球に届いて「今日はいい天気だね」とか「日ざしがあついね」とか「日焼けして水ぶくれができた」とかいってますね
言い方を変えれば「軽い放射線障害」とも言えます
で、この放射線(放射能)というのはさきほど紫外線の話をした通り塩素を分解したりいろいろな働きをします。
光はエネルギーを持ってますので、プラスチックをボロボロにしたりいろんな変化を起こせるんですね
で、物理の専門家がなんていうかわかりませんが青の波長の可視光線(日光)が水道水に当たったときどんな働きをしてるかなんて研究した人は多分いないでしょう。
日光というのはガラスとかを通すと色によって屈折する角度が違うので虹色に分解できます。
空にかかる虹はいちばん外側が赤、内側が紫で青は紫のちょっと内側あたりです。
紫色のさらに内側に紫外線があるはずですが目には見えません。赤のさらに外に赤外線が放射されてるはずですが目では見えません。ご存じの通り赤外線ではやきとりとか魚が焼けます。人間に当たるとじんわりあったまります。
――じゃあ青い波長の光はどんな効果があるのか、といえば今すぐにはこたえられませんが青い光にもなにか力を持っていてもおかしくはありません。少なくともなんらかの物理的なエネルギーを持っていることは確かで、おそらく世界中の科学者100人中100人が否定できないと思います。
そして水道水に当たったときに青色の光がなにかと反応して悪いもんを作ってるとか、水道水に含まれているいいものまで壊しちゃうとかいう可能性も否定できないと思います
あくまで「否定できない」ってだけの話ですが、「青いビンを日に当てただけで変わるわけない」と即座に判断してしまっていいものか、と思ったわけです
ブルーソーラーウォーター、なんか効果あるのか
そんなことで、私もくみ置きしておいた水を冷蔵庫で冷やして飲むことがあります。
ただ入れているのはただのやかんとかですので全然「ブルーソーラーウォーター」じゃありません。じっさいやっているのはただの「ソーラーウォーター」です。
効果① 水がおいしくなる
ですがじっさいに水道水をくみ置きして、一晩おいたものを飲んでみると、不思議なぐらい臭みがありません。「これだったら金魚も生き延びるわい…」と言いたくもなります。
ですからビンの色はともかく、水道水を瓶に入れて日光に当てておけばまちがいなくおいしいお水に変化します。たんなるくみ置きの水よりも、もっとカルキが抜けてるはずです。
カルキが抜けた水はうまいですよ。これだったら浄水器はいらないんじゃないかと思うぐらいです(ラクなのでつけてますが)。ミネラルウォーターは買わなくなりました。
ただその分、殺菌効果はなくなっていますので衛生面の配慮は必要になってくると思います。
効果② 金魚が生き延びる
あとくどいようですが我が家で一番「ソーラーウォーター」の恩恵に浴しているのは金魚たちです。
お祭りですくってきてからたぶんかれこれ5年は生きています。これまで一度もカルキ抜きの薬品とか使ったこともなく、ただ小さな水槽に入れて飼っています。すべてくみ置きの水道水です。日の当たるところにくみ置きしてあるので「ソーラーウォーター」ということになります。
「きんぎょクン」というフシギなあだ名をつけられながらもこんなに長生きしたのは考えてみればソーラーウォーターの力もあったかな(?)という気がします
ブルーソーラーウォーターの本当の効果
私が目に見えて感じている効果というのはそのぐらいですが、やはり水道水をそのまま飲むのと、「ソーラーウォーター」を飲むのとではまったく気持ち的にも違ってくると思いますね。
きれいな水に慣れてくると、そのうちに水道水を飲んで「うげっ」という感じになると思います(うちの家族はなりました)。
ということはそれまでその「うげっ」が当たり前で「こんなもんだ」としか思わなかったわけですが、じつはもう一つ別の「当たり前」があったわけです。
自分の話をしますと、私は田舎の生まれで小さいときは飲み水は井戸水、お風呂も井戸水でした。ですから水もおいしかったですし、そのことをなんとも思いませんでした。
都会からいとこが遊びに来て井戸水を飲んで「わあーっ、ミネラルウォーターだー!」と喜んでいる意味も分からなかったのです。そのくらいにきれいな水というのが当たり前でした。
でも、いつのまにか料理もお風呂も水道を使うようになって都市部に出てきて水道水が当たり前になって、「こんなもんだ」と思うようになってしまった。特に首都圏のある都市に住んでいたときは水道がまずかったですが、「こんなもんか」と思ってました。
でも実はそうではなかったのですね。
いつのまにかアトピーになったり、肌荒れがひどかったり。
髪も小さい頃はサラサラでしたが、いつのまにかパサパサになってました。
じつは驚くほど簡単なことで、そういう日常を変えることができる。そんなことを教えてもらった気がします。
心のどこかで思っていた「うげっ」という気持ち。
そういう本来の自分に立ちかえる、そういった意味ではきっと「ブルーソーラーウォーター」はホ・オポノポノの「クリーニング」の役割を果たしている言えるかもしれません。
おいしい水を飲むことは、自分を大切にする方法の一つ ――これだけは間違いないでしょう。
☆☆☆ホ・オポノポノの詳しい考え方や、ブルーソーラーウォーターについては下記リンクから確認できます ⇓⇓
挿し絵を眺めるだけでもものすごく癒されぜひおすすめしたいです
*1:一日に必要なビタミンⅮを作るために必要な所要時間は季節により違いますし、緯度によっても違うと言われています
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