ホ・オポノポノのブルーソーラーウォーター、じつは理にかなっている  

7月 9, 2019内なる本当の自分

ホ・オポノポノのやり方の一つに”ブルーソーラーウォーター”というのがあります

水道水に適切な処理をしてから使うと「いろいろと整う」、というやつです。一見、ただの“おまじない”のようにも思えます。ですがよく考えてみると理にかなっている面もあります

ウニヒピリ イメージ 男の子 もうひとりの自分

  image: AC, by Tossan

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水道水はただの水ではない

ホ・オポノポノのやり方にこんなものがあります

青いボトルに水を貯めて日光にしばらく当てておく。そしてそれを飲み水などに使う”

それによっていろいろ問題を解決できる、ということなのですね。

ブルーソーラーウォーター」と呼ばれています

正直言いますと、はじめてこれを読んだときには頭に「?」が浮かびましたし、実際にやってみようとも思いませんでした。

一時期、「水素水」というのが流行りましたね。

どう考えても水の分子の構造が変わるはずもないし、根拠がないということらしく廃れてしまいました。この「ブルーソーラーウォーター」もこれと同じように怪しげなもんだろう、と私はたかをくくっていたのです。

ところがそれからしばらくたって、「?ちょっと待てよ」と思うことがありました。

金魚が全滅する最大の理由

それは家族がお祭りで金魚をすくってきたときのことです。

金魚 水槽 コメット

  photo: Pixabay

お祭りですくった金魚を生かすのって意外に難しいです。

生かすために一番大事なのは、水質です。ふつうは水道の水をそのまま水槽などにいれてそのまま金魚を泳がしてしまいます。

じつはこれが金魚がすぐに全滅してしまう原因です。

ご存知のとおり、水道水には塩素が入っています。消毒のためです。

消毒前の水にはいろいろ菌が入っています。衛生上まずいので殺菌するのです

で、ふだん「塩素」「塩素」と私たちが呼んでるこの消毒薬、正確には「次亜塩素酸ナトリウム」といいます。(単体の塩素で消毒する場合もあります)

ここまで聞いてぎょっとする人もいるかもしれません。

次亜塩素酸ナトリウムは食品関係の現場で調理器具などを消毒するのに広く用いられる薬品です。

「原液だと強すぎるから、必ずうすめて使ってね」

と現場で注意を受けるはずです(受けたことがあります)

ちなみに原液を黒いズボンに垂らすとそこだけ色がピンク色に変わったりします。不思議ですね。

それもそのはずで、この「次亜塩素酸ナトリウム」というのはハイターとかキッチンブリーチとかの主要成分です。いわずと知れた塩素系漂白剤です。ズボンが漂白されたのです。(ピンクの色素のみ、塩素と反応しなかったと思われます)

この次亜塩素酸ナトリウムが強い毒性(酸化力)をもっていて雑菌をやっつけます。

で、この次亜塩素酸ナトリウムが水道水に入っています

人間が手を洗ったり、風呂に使うぐらいではもちろん大きな健康被害はありません。死なない程度に薄めています。手が荒れるぐらいです。

ですからそこは心配ないのですが、これが金魚の水となると話は別です。

金魚にとって、水は人間にとっての空気のようなものです。

人間だってプールで目をあけると目が赤くなりますね?これは塩素が関係しています。(厳密にはアンモニアとの反応によって毒性物質が発生)

人間にとっては目が赤くなるかどうかというぐらいの塩素が、金魚にとっては生きるか死ぬかの問題になります。

人間は手を洗ったりお風呂に入ることで皮膚や髪の毛が傷む程度ですが死ぬことはありません。ですが金魚ばあいエラで呼吸しています。人間の肺みたいなものです。塩素によってエラの細胞がやられます…。これが金魚全滅の理由です。

ちなみに過去の二度の大戦でも塩素ガスが兵器として使われ、たくさんの人が犠牲になりました。ナチスが収容所でつかったのも塩素系のガスです。最近ではシリアの内戦で塩素ガスで多くの市民が犠牲になったとされています。

こっちは人間にも効き目があり、理屈は金魚と同じです。

話は少しそれましたが、とにかくこれが塩素の力(酸化力)です。

紫外線が塩素を分解する

そういうことで、愛好家のあいだでは金魚の水はまず“カルキ抜き”(塩素を抜くこと)をしておくのが常識です。というか、そうしないと金魚を飼うことはできません。

私はたまたま金魚の世話をしていることもあり、水道水のカルキ抜きをする必要があり、次のことを知りました。

“水道水はバケツにくみ置きしておけば、それだけでも塩素は抜ける。でも紫外線が塩素を分解するので日光に当てておけばもっと早く抜ける

これは金魚の飼い方を調べると必ずと言っていいほど出てくる情報で、おそらく金魚に詳しい人ならみなさん知っておられるのではないかな、と思います。

生きていて、光が物質を分解させるかどうかなんてふだんあまり意識しません。

ただ、ふとしたときに気がつくときがあります。

・ながく使った洗濯ばさみがパキッと折れたとき

・物干しハンガーが、急にバキッと壊れたとき

・Tシャツやシャツが色あせたとき、とくに肩とか光がよくあたる場所の色あせがひどいとき

・日当たりの良い場所に置いておいたプラスチック製の家具が壊れてしまったとき
(出窓に置いておいたプラスチック製の引き出し・窓ぎわの書類を入れてたファイルボックスなど)

・本が日やけしていた

こういうのって、ぜんぶ紫外線のはたらきによるものですよね?

光が物質を分解したり、変性させてるわけですよね。

無害でおいしい水を飲む 

photo: Pixabay

水道水についてもう一つ、特筆すべきことがあります。水道水に入っている“次亜塩素酸ナトリウム”は、性質としては放っておいても分解しやすいが、一方で水の中で濃度が薄まると分解しにくくなるという性質です。

水道水ぐらいに薄めてしまうと、分解しにくくなっていますので、太陽の光を当てることでさらに分解を進めることができるのです。

つまり塩素を抜くやり方としてはびんに水を入れて、日の当たるとこに置いておくというのはとっても理にかなっているともいえます。

青いボトルに意味はあるのか

ただ、それなら透明なビンとかペットボトルでもいいじゃないか、ひなたにバケツをおいとくんでもいいんじゃないかという考えにもなろうかと思います。私もそう考えておりました。

別にカルキを抜くだけならやかんでもなんでも置いておけばかなり抜けますし。

ただここで一つ、こじつけのようでもありますがなにか理由をつけるとすれば「青い光が水に当たってどんな効果をもたらすか」ということは可能性として否定できないわけです。

物理の専門家がなんていうかわかりませんが青の波長の可視光線(日光)が水道水に当たったときどんな働きをしてるかなんて研究した人は多分いないでしょう。

日光というのはガラスとかを通すと色によって屈折する角度が違うので虹色に分解できます。

空にかかる虹はいちばん外側が赤、内側が紫で青は紫のちょっと内側あたりです。

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  by nimoji; photo ac

紫色のさらに内側に紫外線があるはずですが目には見えません。赤のさらに外に赤外線が放射されてるはずですが目では見えません。

ご存じの通り赤外線ではやきとりとか魚が焼けます。人間に当たるとじんわりあったまります。

LEDで赤い色の光を当てると薄毛治療の効果があるそうです。(これは本当のようです)

――じゃあ青い波長の光はどんな効果があるのか、といえば今すぐにはこたえられませんがなにか力を持っていてもおかしくはありません。

そして水道水に当たったときに青色の光がなにかと反応して悪いもんを作ってるとか、水道水に含まれているいいものまで壊しちゃうとかいう可能性も、ないかもしれませんけどあるかもしれません。

これはあくまで「否定できない」ってだけの話です

水道水って、水質の検査項目とか見てもわかりますけど本当にいろんなものが含まれてますので。

ブルーソーラーウォーター、なんか効果あるのか

そんなことで、私もくみ置きしておいた水を冷蔵庫で冷やして飲むことがあります。

ただ入れているのはただのやかんとかですので全然「ブルーソーラーウォーター」じゃありません。じっさいやっているのはただの「ソーラーウォーター」です。

効果① 水がおいしくなる

ですがじっさいに水道水をくみ置きして、一晩おいたものを飲んでみると、不思議なぐらい臭みがありません。「これだったら金魚も生き延びるわい…」と言いたくもなります。

ですからビンの色はともかく、水道水を瓶に入れて日光に当てておけばまちがいなくおいしいお水に変化します。たんなるくみ置きの水よりも、もっとカルキが抜けてるはずです。

カルキが抜けた水はふつうに飲みやすいです。これだったら浄水器はいらないんじゃないかと思うぐらいです(ラクなのでつけてますが)。ミネラルウォーターは買わなくなりました。

ただその分、殺菌効果はなくなっていますので衛生面の配慮は必要になってくると思います。

また、日光で消せると私が言えるのは塩素ぐらいで(水中の次亜塩素酸ナトリウム)、ほかの物質に

効果があるというわけではありません。水道水のおいしさは、地域によりますので臭いとかを取るには浄水器が必要になるかもしれません。

効果② 金魚が生き延びる

あとくどいようですが我が家で一番「ソーラーウォーター」の恩恵に浴しているのは金魚たちです。

我が家にきてから7~8年生きています。これまでカルキ抜きの薬品とかほとんど使ったこともなく、ただ小さな水槽に入れて飼っています。

すべてくみ置きの水道水です。日の当たるところにくみ置きしてあるので「ソーラーウォーター」ということになります。

「きんぎょクン」というフシギなあだ名をつけられながらもこんなに長生きしたのは考えてみればソーラーウォーターの力もあったかな(?)という気がします

ブルーソーラーウォーターの本当の効果

目に見えて感じている効果というのはそのぐらいですが、やはり水道水をそのまま飲むのと、「ソーラーウォーター」を飲むのとではまったく気持ち的にも違ってくるのではないでしょうか。

きれいな水に慣れてくると、そのうちに水道水を飲んで「うげっ」という感じになると思います(うちの家族はなりました)。

ということはそれまでその「うげっ」が当たり前で「こんなもんだ」としか思わなかったわけですが、じつはもう一つ別の「当たり前」があったわけです。

自分の話をしますと、私は田舎の生まれで小さいときは飲み水は井戸水、お風呂も井戸水でした。ですから水もおいしかったですし、そのことをなんとも思いませんでした。

都会からいとこが遊びに来て井戸水を飲んで「わあーっ、ミネラルウォーターだー!」と喜んでいる意味も分からなかったのです。そのくらいにきれいな水というのが当たり前でした。

でも、いつのまにか料理もお風呂も水道を使うようになって都市部に出てきて水道水が当たり前になって、「こんなもんだ」と思うようになってしまった。首都圏にある某都市に住んでいたときは水道がまずかったですが、「こんなもんか」と思ってました。

でも実はそうではなかったのですね。

いつのまにかアトピーになったり、肌荒れがひどかったり。

髪も小さい頃はサラサラでしたが、いつのまにかパサパサになってました。

じつは驚くほど簡単なことで、そういう日常を変えることができる。そんなことを教えてもらった気がします。

心のどこかで思っていた「うげっ」という気持ち。

そういうもともとあった本来の自分に立ちかえる、そういった意味ではきっと「ブルーソーラーウォーター」はホ・オポノポノの「クリーニング」の役割を果たしている言えるかもしれません。

おいしい水を飲むことは自分を大切にする方法の一つ、なのかもしれませんね。