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見すごされている、もしくは言ってはいけない2、3のこと

知っていますか?チョコレートを食べる前に知っておきたいこと ~私たちの心・からだが受けている影響~

 

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夜中になぜか無性にチョコレートが食べたくなって、気がついたら板チョコ一枚食いつくしていた・・そんな経験ありますか?

 

じつはこれは単に意志を強く持てばいいとか、お腹がすかないように食べておけばいいとか、そうも言いきれない部分があります。

 

ポリフェノールがたくさん含まれることもあり、チョコレートのもつ健康効果が注目されがちですが、じつは見過ごされているもう一つの横顔…

 

 

次のようなかたは特に注意が必要かもしれません

 

牛乳を飲んで、おなかがゆるくなったことがある人

 

コーヒーを飲んでねむれなくなったことがある人

 

妊娠の可能性がある女性・妊娠中の女性

小さなお子さん・またその子の親、家族

 

 チョコレートはこれらどの人にも関係のある食品です

 
 この記事の内容…


 

◆ チョコレートには乳糖が含まれている

まずチョコレートにはふつう乳糖(にゅうとう)という成分が含まれます

下痢などの原因になることもある物質で、意外といろんな食品に添加されています

 

乳糖とは耳なれない単語ですがようは牛乳にふくまれる糖分のことです。牛乳を飲むとほのかな甘みを感じますが、これは乳糖の甘みです。甘さを感じる食品はいろいろとありますが、果物などにふくまれる糖分や、ご飯が消化されて最終的にできる糖分などとは糖の種類自体が違います

 

乳糖は母乳の中にも含まれています。つまり私たちは母乳や粉ミルクで育った人ならだれでも乳糖のおかげで成長したわけです。

 

ただこの乳糖について一つ困ったことがあります。

ほとんどの人は成長するにしたがってこの乳糖を消化する力が小さくなっていきます

 

「牛乳飲むと腹こわすから・・」といって給食の牛乳を毎日残す人が学校にいませんでしたか?これは乳糖を分解する酵素(こうそ)が成長するにしたがって減っていくためです。(もちろん気合いが足りないとか、好き嫌いはいけないとかいうこととはまったく別の話です)

これは生物としてはごく自然なことで、乳ばなれしているのに乳を消化する能力は必要ないありません。じっさい、江戸時代くらいまで日本では乳製品を口にする習慣はなかったので問題ありませんでした

 

ちなみに腸のなかに入ってきた「乳糖」を分解・吸収する能力には個人差があり、赤ちゃんであっても母乳を消化できずに下痢をしてしまうこともあります。また大人になってから牛乳を飲んでもぜんぜん平気という人もたくさんいます。人種で差もあります。

 

このように乳糖のためにおなかがゆるくなるなどの症状が出たばあい、お医者さんでは”乳糖不耐症”という診断が出されることもあります。文字どおり乳糖への耐性がないために消化器症状がでることです。(逆に言えばお医者さんもそれ以上言いようがない)

 

それで、なぜこんな話を今ここでするのかというとはじめに触れた通りチョコレートにも乳糖が含まれています

 

ですから、「わたしは別に牛乳を何杯飲んだって平気」という人はべつとして、「なんか牛乳を飲んだ日はおなかがゆるいようだ」「ヨーグルトを食べすぎると調子が悪い」そういう心当たりがある人は注意した方がいいかもしれません

 ヨーグルトと乳糖についてはこの記事に詳しく書いています⇓

qtaro-kujo.hatenablog.com

乳糖をお腹の中に入れるという点ではチョコレートを食べることは牛乳を飲むこととなんら変わりません。食べ過ぎてお腹がゆるくなったとしても不思議はないわけです

 

ただ前述のとおり乳ばなれしてる以上はお母さんのおっぱいを消化・吸収できる必要はないのでからだの仕組みとして当然と言えば当然のことでもあります。このような生理的なしくみは人間に限らずほとんどのほ乳動物にみられるそうで生物として自然なことなのです

 

ともあれ、ここまでがひとつ目の注意点です

 

 

◆ チョコレートにはカフェインが含まれる

次に、これはもっと気づきにくい点です

 

じつはチョコレートにはカフェインも含まれています

 

これについては先ほどのべた乳糖(にゅうとう)の方はまだましです。パッケージの裏に書かれた「原材料名」をよく読めばそこにはっきり「乳糖」と書いてあるからです。堂々と材料として表示されているわけですから、消費者としては「そんなのが入っているなんて知らなかった」とは言えないわけです(ふだんあまり読まないとは思いますが)

 

これに対してカフェインが入っているなんてことはチョコレートのパッケージのどこを見ても書いてありません。それもそのはずで、そもそもが原料であるカカオ豆に含まれているからです。コーヒー豆や緑茶を買って「原材料名:カフェイン」と書かれていないのと同じです。

 

当たり前と言えば当たり前ですが、盲点です。

 

チョコレートにカフェインが入っていると聞いていまだに信じられないというかたもあるかと思います。ただしチョコレートにカフェインが含まれていることは明らかで、農林水産省の資料を見ても、厚生労働省の資料を見ても、また外国の保健省の発表を見てもチョコレートにカフェインが入っていることを前提にしています

 

 ◆カフェインの類似物質――テオブロミン

ところでノンカフェインもしくはカフェインレスをうたった飲料・食品も多く発売されています。 CMなどでカフェイン0をうたった商品を見かけることも多いでしょう

 

消費者のなかに「なんとかしてカフェインをさけたい」という思いを持っている人が少なからずいる、ということでもあります。特に女性は注意が必要です。

 

ところでカフェインにねむ気覚ましの効果があることはだれもが知ることでしょう。しかし「試験勉強のために夜コーヒーを飲んだけど、すぐ寝ちゃった。」という話もよく聞きます。このことからもカフェインの効き方は人によってかなり違うとことがわかります。

カフェインの感受性には個人差があるのです

 

じつはカフェインが私たちにもたらす作用はねむけ覚ましだけではありません。心と体の両方に影響します。おしっこがたくさん出たり(利尿作用)、脂肪が燃焼しやすくなり基礎代謝が向上します。血圧は上がります。体温も上昇します。

また疲労感を軽減してくれる一方で、大量に摂取すると不安やイライラを誘発するということもわかっています。このほかにも様々な作用があり、ここでは書ききれません

 

またカフェインはかぜ薬や頭痛薬にも入っています

かぜ薬の箱をよく見るとカフェインが何㎍入っている、ということがちゃんと書かれいます。カフェインは中枢興奮・鎮痛薬として認められた「」でもあるのです。

にもかかわらずチョコレートなど食品に含まれる場合は表示されていない、という不思議な状況がじっさいにあるわけです。

 
じつはチョコレートにはカフェインのほかにテオブロミンという成分が入っていて、これは言ってみればカフェインの兄弟か従妹のようなもの。含まれる量ではむしろこっちのほうが大量に入っています。

化学組成はカフェインとよく似ていて、人体に及ぼす影響もカフェインとよく似ています。

ですが興奮作用など全体的にカフェインよりも穏やかな効き目だということもあってかあまり問題にされないようですね。

チョコやココアなどカカオ製品には結構な量のテオブロミンが含有されているので、子どもが夜寝なくなったとかいう話を聞きますが不思議な話でもなんでもありません。


ちなみにチョコレートに含まれるカフェインとその類似物質であるテオブロミンには依存性が指摘されています。

これはコーヒーを飲んだりチョコレートを食べたりといった行為が習慣になっていく主な原因でもあります。カフェインの効果がきれると不安や抑うつといったさまざまな”離脱症状”が起きてくることも知られています。夜、なぜか衝動にかられて板チョコを食べつくした・・という話を冒頭であげましたが、ひとつのの依存状態といえるかもしれません。(ちなみにこれは筆者の過去の実体験でもあります)

 

 

◆何枚まで食べていいのか?

それではチョコレートにはどれだけのカフェインが含まれているのでしょうか?

またどのくらいなら食べていいのでしょうか?

結論から言うと

個人差があるので一概には言えない

ということになってしまいますが一応いくつかの参考材料はあります。

外国の基準からすれば、「板チョコ6枚までOK」と言うこともできます。

ただ、早とちりしないでください。

チョコレートの種類とか、感受性の個人差によっては話が変わってくる可能性があります。

 
商品によって影響も変わる

東京都の保健福祉局の情報をもとに計算すると、板チョコ一枚には、平均して約30㎎ぐらいのカフェイン含まれています*1

 

コーヒー一杯に含まれる量はおよそ90㎎ですので、”板チョコ一枚に入っているカフェインの量は、平均してコーヒーの3分の1”ということが言えます

 

ただしこれはあくまで平均です。

チョコレートにどれだけのカフェインが入っているかというのには商品によってかなり幅があります

 

原因はカカオの割合です。

 

たとえばあるミルクチョコレートではカカオが27%の割合で入っています。ビターチョコレートでは40%、ダークでは55%です。そしてハイカカオと呼ばれるもののばあい70%もの割合でカカオが含まれています。ミルクチョコレートに比べると約2.6倍です

 

こうなってくると、カカオの割合が高まるにつれてカフェインのレベルがコーヒーに近づいてくるのがわかります。先ほどの東京都のデータをもとにすると、チョコレートに含まれるカフェインの量は最大で板チョコ一枚につき90㎎、これは先ほど見たコーヒーの数値と同じです。つまりコーヒーなみのカフェインを含んだチョコレートがあるということです。

 

ハイカカオのチョコレートを手に取る人のなかに、このことをわかったうえで商品をレジに持っていく人がどれだけいるでしょうか?

 

たとえば仕事でくたくたになって帰ってきて、今日一日の自分へのご褒美としてチョコレートを買う。ポリフェノールが多いという理由でハイカカオのチョコを選んで、寝る前にひと口食べたらついイッキ食いしてしまったーーところがいざふとんに入ったはいいけれども寝返りばかりうってなかなか寝つけないーー。カフェインに対して感受性がある人なら、こういったことが起きても不思議なことは何もないということになります

 

チョコレートにカフェインが入っていること自体、知らずに生活しているという人が多いかもしれません。

 

企業のプロモーションのしかたもなかなか工夫されています。たとえばパッケージの箱をあけると内がわには「朝、すっきり目覚めたいあなたに・・・」「集中力が切れたときのリフレッシュに!」といったことが書かれています。「時間帯や気分によって食べ方を変えて、いろいろな楽しみ方ができるよ」、というアピールで、チョコレートの楽しみを広げてくれます

 

ただ、ここには逆に読めば企業側の葛藤(かっとう)を読みとることもできます。上の例では朝・昼・晩ご飯の前に食べることを提案してはいても、就寝前や夕食後のリラックスタイムに食べるようにはすすめてはいません。「時間帯」によって食べ方を変えることをすすめているのです。なぜでしょうか?これはまさにチョコレートには覚醒作用がある、ということをはっきり言っているようなものです。

 

企業のホームページをみると”チョコレートにカフェインが入っている”ということも書いていますので、当然カフェインの影響についてはわかっているわけです。しかし「カフェインが入っています。お子さん・高齢者などは心身に影響が出るので十分注意して食べて下さい。また妊娠中もしくは妊娠の可能性があるかたは、食べ過ぎると胎児の成長に悪影響がおよぶ可能性があるので注意してください」などとは書けません。逆に言えば先ほどのような書き方をすることで精いっぱい、と解釈することもできます。

 

ちなみに少し古いデータにはなりますが、国民生活センター(国の機関)がハイカカオチョコレートについておこなった調査では、「カフェイン量が表示されている銘柄はなかった」という結果でした。*2普通のチョコレートとハイカカオチョコレートあわせて15種類のチョコを調べてみたが、カフェインがどれだけ入っているか書かれているものはひとつもなかったそうです。

 

海外ではカフェインが心身に与える影響を考慮し、一日にどのぐらいまでならカフェインをとってもいいよ、ということを国がいちおうの基準を示しています。たとえば妊婦さんならコーヒーをマグカップで2杯ぐらいまで*3、「健康な成人」なら3杯ぐらいまで*4ならOK、という具合です

 

チョコレートに換算すると、妊婦さんであっても一日に板チョコ6枚までなら食べていいよ、ということになります。こう考えるとだいぶ気がラクですね。

 

ただしここで気をつけたいことは、これらはあくまでイギリスやカナダの政府機関が発表した基準であり日本人の体格などは考慮されていないことです。

 

では日本の政府機関はなんて言っているかというと、面白いことに日本では基準は設けられていないというのが答えです。

政府の専門機関は現在「情報を収集している段階」*5にあるとは言っていますが、「カフェインに対する感受性には個人差があるので」ということから「日本人が一日にこれだけならチョコレート(カフェイン)を食べていい」という基準を国としては設けていません。

 

一見、無責任な態度のように見えますが、「情報を収集している」ということは確定的な情報もないということもできます。

最終的には個人差があり、人によっては少し食べただけでも体に変調をきたす人もいます。カフェインを分解(代謝)する能力には遺伝子の違いも影響しているとも考えられています。だから代謝する能力に個人差があるのはあたりまえです。そう考えると基準値を一概には言えない、という結論になるのもやむなし、と考えることもできます。

 

「自分はコーヒーに敏感だな…」と感じている人は、はじめからコーヒーの飲み方などには気をつけているでしょう。しかしまさかチョコレートで目がさえたり、興奮したり、依存性があるなんて知らなかった・・という人はけっこういるのではないでしょうか?

 

健康への害が少ないとされる一方で、その身近さゆえに小さな子供や健康に不安を抱える人でも気軽に食べてしまうのがチョコレートです。デカフェがひとつのトレンドを形作っている一方でどの食品にカフェインが含まれているか、どの程度入っているかという情報は知らされないままになっています。

企業は「入ってないよ」とアピールはするが「入ってる」ということについては沈黙を守っています。国民生活センターは2008年に「高カカオチョコレートにテオブロミンやカフェイン量を表示するよう要望する」と言っていますが、実現されていません。

 

ある人々にとってデカフェは切実な問題でもあります。まずはチョコレートをはじめどういった食べ物にカフェインが入っているか。これを把握していくことがデカフェを始める一歩といえるかもしれません。

 
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*1:チョコレート100gにふくまれているカフェインの量は平均して61㎎、板チョコ一枚はおよそ50gとして計算

*2:2008年、”高カカオをうたったチョコレート”のテスト結果

*3:英国食品基準庁・カナダ保健省

*4:カナダ保健省など

*5:食品安全委員会の見解