シンカリオン・ハヤトの言いたかったこと1 ~扱い方をまちがえると、壊れちゃう・・・人間だって同じだよ!~
子供と暮らしていると、子供むけの作品にハッとさせられることが多い
放映開始以来、人気を博しつづけているアニメ
「新幹線変形ロボ シンカリオン」シリーズ
一言で説明するならば
世界観は「エヴァンゲリオン」
戦うのは「新幹線のトランスフォーマー」
と言えばいいのだろうか
突如現れる”巨大怪物体”に立ち向かうのは、新幹線から変形した人間型ロボット
”シンカリオン”
搭乗するのは小学生の”速杉 ハヤト(はやすぎ はやと)”と仲間たちだ
大宮にじっさいにある”鉄道博物館”、通称「鉄博」
この「鉄博」の職員として働いているとばかり思っていた、主人公・ハヤトの父
彼の真の任務は、突如として現れた人類の敵・”巨大怪物体”に対抗するため「鉄博」の地下に秘密裏に存在していた「新幹線超進化研究所」にあった
研究所で開発された”シンカリオン”に乗ることになったハヤトは、仲間に出会いながら次々に現れる敵に立ち向かっていく――
・・・だいたいそんなストーリーだが、オープニングなどは正直言って大人が見てもシビれるほど疾走感のあるアニメーションから始まっている
アニメオタクでも鉄道マニアでもないけれど、一人の「元・男の子」として感動してしまう
(そのことは、家族にも子供にも秘密である。そしらぬ顔をして「へー、よくできてるね」などとクールぶっているが、内心では感動しているという「元・男の子」はたくさんいるだろう)
【アニメ2話】新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION 第2話『対決!!シンカリオンVS巨大怪物体』shinkalion
ただ、子どもを思って放送を毎週録画してやろうと思ったところが運のつきだった
番組が好きすぎて、なんどもなんども同じ放送を見せられる(一日に何度も見せられる)
泣く子となんとかには勝てぬというからこまったものである
それがただ一ついいこともあって、それが冒頭ふれた話で
その日の朝も最新話の放送を見せられていた
すでにいい大人どころか”いいオジサン”になってしまった「元・男の子」である
正直その日も放送を聞き流していた
コーヒーを淹れて休日の朝を過ごしていた
・・・はずだった
そこに急に飛び込んできたのがこんなフレーズだった
「機械だって扱い方を一つまちがえると、すぐにこわれちゃう。人間だって同じだよ!ちゃんと扱えばずっと働けるんだ」
オッサンのアンテナがキャッチしたのは、主人公が発した言葉だった
(・・・機械も人間も同じ・・・扱いを一つまちがえると壊れる・・・)
(扱いさえちゃんとすれば、永く動く、人間も同じ・・・)
なぜ心にひびいたのだろうか
私はテレビの画面を前に、立ち尽くしていた・・・
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