さわやかな口内環境のために2 ~「突く」ブラッシングとは~
「治った」というのは厳密には言いすぎだ
歯周病というのは
”どこかの歯に少しでも歯石がついていれば歯周病”
ということになるらしいので、そういう意味では「治った」とは言えない
しかし歯ぐきの色もかなりきれいなピンク色になって、口の中もすっきりしている
とにかくいろいろな面ですっきりした、とだけ書いておく
ではその方法ってなんなんだよ、ということなのだが2つある
一つは①ブラッシング法、
もう一つは②舌回しだ
なぜ2つか。
これについては申しわけないが、たんにこの2つを試したら劇的によくなったからだ
だからこのどちらに効果があったのかわからないし、この両方をやることによって相乗効果がでたのかもしれない
そのへんは断言できないので、やむをえずこの2つを紹介させてもらう
①ブラッシング
申しわけないがこのやり方は今まで聞いたことがない
これまで歯みがきの常識といえば、
「ブラシは小きざみに動かす」
「ブラシをたてに動かす」
というぐらいのものだろう
少なくともブラシというのはタテに動かすかヨコに動かすか
そのどちらかしかなかった
せいぜいあまり大きく動かすと「歯ぐきが傷つく」から小さく、とか
しかしブラシというのは実はタテとヨコ以外にも動かすことができるということを、なぜこれまで聞かなかったのだろう
タテ・ヨコ以外の動き
それは「突く」という動きだ
なにかイタそうな印象だが、そうではない
これは図で示されれば一番わかりやすいのだが、(筆者の技術上)そっち方面は不得手なので今日のトコロはごかんべん頂きたい
「突く」もしくは「さす」
「突きさす」とも言える
つまり
「歯と歯のあいだにブラシの毛をさし込む」
もしくは
「歯と歯ぐきのあいだにさし込む、押し込む」
ということだ
(・・・こいつは一体ナニを言い出すんだ)
ふつうはそう思うだろう
それは真っ当な感想だ
常識的なやり方ではないからだ
ただ試してみる価値は大ありだ
当たり前のことだが私たちは三次元の世界に生きている
縦と横と奥行きの世界で生きている
肝心なのは、この奥行きだ
とうぜん歯や歯ぐきにも奥行きがある
歯と歯のあいだに、すき間に汚れが入り込んでいる
この奥に入り込んだ汚れが問題なのだ
「ブラシは小きざみに動かす。大きく動かしてはならない」
このようによく言われるのは、大きな動きではブラシが奥まで届かないからだ
逆に言えば奥までブラシが届くことがやはり大事だ、とも理解できる
「それならいっそ真っすぐにブラシを奥までブスッと突きさしてしまえばいいのではないか?」
そんなわけでこの「突く」という行為である
カン違いしないでほしいのは、「突く」と言ってもあくまで隙間(すきま)にさし込むということであって歯ぐきを痛めることとはちがう
乱暴にやると歯ぐきはとくにデリケートなので、すぐに傷ついてしまう
大切な自分の歯ぐきだろうから、くれぐれもご注意いただきたい
あくまで歯と歯の間、歯と歯ぐきのあいだに無理なく入る空間があったらそこに差し入れるということだ
普段ハブラシを入れる角度で歯にブラシを当て、歯と歯のあいだの空間にブラシの毛先むけて「えいっ」と毛先を押しこむ
するとあんがいすんなり入ってくれる(「プスッ」というかんじに)
これをなんどかくり返すだけだ
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