それはオレンジ色に輝くふたつのつぶだった【3】~お祭りの金魚、たった1つ気をつければ生きる~
金魚の水を交換するうえで気をつけることといえば二つぐらいだろう
ひとつは
①"カルキ抜き"をすること
もうひとつは
②同じ水温の水に入れてあげること
①は水道水を使う場合に、あらかじめ塩素を抜いてから使うということだ
水道水に含まれる塩素が、金魚にとって有害らしい
よく"カルキ抜き"というが"カルキ"とは塩素のことだ
これが水道水に特有の臭いの元でもある
バケツに半日もくみ置きしておけば自然に抜けている
出かける前に準備しておけば、帰宅後にかえることができる
②の水温だが、水がえの前後であまりに温度に差があるとやはり金魚にはストレスになるらしい
これも水をくみ置きするときにバケツを水槽のそばにおいておけば問題ない
だからベランダにくんで置いておいた水をすぐに水槽に使うということはやったことがない
最後に水がえの周期だが、案外一週間ぐらい放っておいても平気で過ごしている
ほんとうはもう少しまめにやった方がいいのかもしれないが問題は起きていない
ただ夏の間は心配だったのでもう少しひんぱんにやった
ちなみに金魚が住んでいる水槽の水は、人間にとっての空気のようなものだろう
金魚はエラで呼吸をして水の中に溶け込んだ空気を吸って生きている
人間も空気を吸ったり吐いたりしながら生きている
唯一ちがうのは、彼らは同じ水中にうんちもおしっこも出してしまっているということ
そしておしっこに含まれるアンモニアも金魚には有害だ
(人間とおなじく、おしっこにはアンモニアが含まれているらしい)
だからほんとうはマメに取りかえてやるのが一番よいのだろう
エサやりについては多少やり忘れたからといって別にどうなるわけでもない
水だけでかなり生き延びるという話もある
いちばん気をつけなくてはならないのはエサのやりすぎではないだろうか
これが水が汚れる一番の原因だと言われる
(じいちゃんが金魚を死なせてしまった原因もこの線がいちばん濃い)
何度かエサやりをしてみると、一回に金魚がどれぐらいの量を食べるかわかる
たくさんやると、食いきれずにいつまでもエサが浮かんでいる
一度に食べきれる量をあげれば問題ない
また一度に大量にエサを与えると食べすぎてしまい、消化しきれずにお腹を壊してしまうらしい
腹八分目がむずかしいというのは人間だけではないようだ
以上だ
エサは100均のもので問題なく生きている
ポンプもなければ、ろ過装置もない
気やすめに一本だけ水草が浮かんでいるが、気がついたら葉っぱがほとんど食べられてしまっていた
それでなにごともない
あと一つは家族で生活している世帯のばあい、エサやりの担当を決めてしまうのが無難だと思う
子供はエサやりをしたがるので、すぐにあげ過ぎになってしまう
大人がうまく調整してあげるとよいと思います
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