おなかが弱い自分がヨーグルトを食べるわけ(2)
牛乳には「乳糖」(にゅうとう)という成分が含まれており
これが牛乳を飲んでおなかがゆるくなることと関係がある
という話を前回しました
このクセモノの「乳糖」くん
糖(とう)の一種なのでなめると甘く感じるのですが
じつはもともとは食べてもなんともありません。
というのも、乳糖はお母さんのおっぱいの中にもたくさん含まれています
おっぱいから栄養を吸収できなかったら、これはたいへんなことです
ですから私たちのからだは「母乳」から栄養を吸収できるようにできています
ただし
これは赤ちゃんのときに限ったはなし。
成長するにしたがってこのおっぱいから栄養を吸収する機能は消えていきます
あるていどの年齢にたっすると乳ばなれしておっぱいから栄養をとる必要がなくなるからです
さて、ここからが問題です
こういうかたはいないでしょうか
「むかしは平気だったのに大人になったら牛乳を飲んではらをこわしやすくなった」
「いつのまにか乳製品でおなかがユルくなるようになっていた」
かく言う私も中学生のころまでは、給食に出てくる牛乳をなんの問題もなく毎日グビグビと飲みほしていました
「おれ牛乳飲むと腹こわすから飲めないんだ」
などと言っている友達がいると(ほんとだろうか・・・)などと疑ってすらいました
しかし今となっては反省です
そして
「なぜ昔は平気だったのに今はダメなのだろう」
という疑問は長いあいだ解けませんでした
「昔は平気だったのだからいまだって平気なはずなのに」
ーー牛乳ごときでハラをこわす自分を受けいれることができずにムリして牛乳を飲んでみたりもしました
しかしそのたびに結果は同じ…
「牛乳を飲めない自分」
かつて牛乳ぐらいでおなかをこわす友人をみて内心
「男なのに・・・情けない」
などと思っていた、そのなさけない状況に今度は自分がなっていた…
少し大げさですがそのぐらいの葛藤(かっとう)が自分のなかにありました
「牛乳を飲めない自分」
が受けいれられないわけですね
(ほんとうは飲めたって飲めなくたってどちらでもいいと思うのですが、)
しかしやはりヨーグルトはじめ牛乳、チーズ、どれをとってもカラダにいいらしい。
それなら、
どうせなら食べられるようになりたいし、おいしい食品を味わいたい。
「乳糖」を吸収する機能が消えていくと書きましたが、
少し説明しますとまず
私たち人間は「乳糖」をそのままでは体にとりいれることができません
吸収できるカタチに分解する必要があり、これを分解するのが「酵素(こうそ)」です
赤ちゃんのころ、私たちは体の中でこの酵素(こうそ)が活発にはたらいています。
しかし先ほども触れたように成長するにしたがって母乳を飲むことがなくなるために(個人差はあっても)この分解する酵素を出すはたらきが徐々にうすれていきます
ですから大人になって牛乳を飲めなくなるというのは、「大人になって母乳を飲めなくなる」というのと同じことだったのです(ちょっとキモチワルいですが)
ある意味では理にかなってますよね
で、だったらなんだと言われるかもしれませんが、
このことがわかった以上、対策がとれます
つまりこの「乳糖」(にゅうとう)くんをなんとかしてしまえばいいのです(^◇^)
次回、この私なりに考えて編み出した方法をご説明したいと思います
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